2009年2月7日(土)
 


材料(4個分)

●板チョコ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・2枚
●溶き卵・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・2個分
●薄力粉・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・30g
●ココア・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・10g
●無塩バター・・・・・・・・・・・・・・・・・・80g
●グラニュー糖・・・・・・・・・・・・・・・・20g
●マフィンカップ・・・・・・・・・・・・・・・・4枚
※マフィンカップは高さがあるもの(5cmほど)を使ってください

@薄力粉とココアを合わせてふるう。オーブンを170℃に予熱しておく。

Aチョコレートを一片ずつに割って耐熱容器に入れる。バターを加えてラップをかけ、電子レンジで1分30秒加熱する。

Bチョコレートの形が少し残るくらいのやわらかさになったら取り出し、泡だて器で全体が均一になるように混ぜる。

Cグラニュー糖を加え、泡だて器で混ぜ合わせる。

D溶き卵を3回に分けて加え、そのつどよく混ぜる。

Eふるっておいた薄力粉とココアを加え、ゴムべらで粉っぽさがなくなりなめらかになるまで混ぜ合わせる。混ぜすぎてもいけないようです…。

F生地を型に分け入れ、170℃のオーブンで約15分焼く。
※オーブンをのぞいて上部全体が少し盛り上がっているくらいが焼き加減のベスト。中心がもっこり膨らみすぎたら(冴場涼)焼きすぎです。

今回は号外版として、バレンタインという時節柄「お菓子」を作ってしまいました(「スイーツ」って言ってみたかったのですがやっぱこそばゆいですね、苦笑)。

世間では「逆チョコ」なるものがブームらしいですね。"製菓メーカーの戦略にまんまとハマッて云々…"という紋切り型なことは言いたくないんですけど〜〜〜、そもそももらえないもんはあげたってダメなんじゃないか?という違和感もあったり…(笑)。女子のみなさん、そこんとこどうなんでしょう?

まま、そういうことはひとまず。当コーナー初のお菓子です。正直に告白しますと、今までお菓子作りというものには縁も興味も全くなく、家庭科の調理実習でクッキーを作ったことがあったくらい。これはハードル高すぎ!無謀にも程がある!でも女子のハートを掴むには時には無謀なチャレンジも必要だ!

ということでチャレンジしたのは最近流行りの「フォンダンショコラ」。「フォンダン」とはフランス語で「とろける」という意味らしく、その名の通り中からとろ〜りとしたチョコが溶け出してくる、ちょっとゴージャスなチョコレートケーキです。チョコレートケーキにしては珍しくアツアツを頂くのが正しい食べ方だそうです。

中のとろ〜り感を出す焼き加減がいかにもムズそう……ということで、今回は事前に元パティシエのSさん監修の下、試作をしてみたのですが、Sさんのわかりやすくて的確なアドバイスにも関わらず、自分の不器用ぶりでこれが見事に失敗!焼きすぎて普通にマドレーヌっぽくなってしまいました(まあこれはこれでおいしかったんですけどね)。

というわけで今までにない不安を抱えつついざ本番。

無塩バターって今本当に売ってないんですね〜。今回は「ケーキ用マーガリン」で代用です。
手早くまぜるべし!
生地を流し込む。こういうのからっきし下手くそで、カップからビロ〜ンとはみ出てしまい…
マスターの立派なオーブンを借りて、いざ投入!
 
一応形にはなったけど…?
 

本当はタブーらしいのですが、どうしても焼き加減が気になって二度ほどオーブンを空けて、焼き具合を確かめてしまいました。でも結果的にはこれが功を奏したのか、試作ではぶわんぶわんだった中身もい〜〜感じのとろ〜り具合。これけっこうイケてるんじゃねえ!?

若干鼻の穴を膨らませつつお客さんにお出ししたところ予想外の好評!あの「おいしい!」の響きは少なくともお世辞ではなかったように聞こえたんですけど…。女子からはおかわりもしてもらったくらいで(デヘヘ…)。このせいでマスターの分がなくなってしまったことはナイショです。自分で言うのもなんですけど、試作品とは全く同じ作り方なのに、中がとろけているか否かの違いで味がここまでおいしくなるとは驚きでした。

ちなみに上のドリンクの画像はマスターの粋な計らいで用意していただいた、特製「チョコレートカクテル」です。ミルクベースで、チョコレートリキュールの濃厚な甘さがあって超美味でした!さすがマスター!!!!

感想としては、お菓子作りって想像以上に繊細さを問われる作業なんだなと。分量をアバウトではなく、きっちり正確に測らなければいけなかったり、あらゆる工程でも入念な下準備が重要だったり…。細やかな気配りが必要っていう点では、お菓子作りはやっぱり女の子のためのものなんでしょうね。僕みたいなガサツで勢いだけが取り柄の男子にはそうとうムズカシイものなのかも(一応A型なんですけどね…)。

それでも一応成功したし、みんなにおいしいって言われたときは普通の料理とは違った喜びがあったような気も。また機会があればチャレンジしてみたいです!(ただこの時期にスーパーで材料を買い込むのはさすがに抵抗があったなあ…)。女子のみなさんももし良ければ今年のバレンタインはこのフォンダンショコラを是非!

今回の評価↓は特別ゲストとして、前述の元パティシエSさんにお願いしてみました。その筋のプロの方に評価をお願いするなんてどんだけ向こう見ずなのかと思いますが…なかなかうれしいお言葉を頂きましたよ。

 

 

…これはマズい!!やっちゃったね〜 …もうちょっとやりようがあるな〜箸は進まないね …可もなく不可もなく。おいしく頂きました。 …これは店で金取って出せるレベルだ!!  …こんなウマいもの食ったことない!!プロ顔負け!!



今回の評価 ★★★☆☆(3.5ってとこです)

焼き加減完璧です!おかわりしちゃいました!中のあのトロ〜リ感を出すのはかなり難易度が高いんですよ〜。洋酒をプラスしたりして風味を豊かにするようなアレンジがあればさらにポイントアップでした☆彡

 

 

最高の料理に最高のBGMは不可欠!!このコーナーでは耳にもおいしいディスクを紹介!タイトル通りクロスオーヴァーな感じでね(笑)





Raphael Saadiq / Way I See It (Columbia)

大きくはないけれど、静かに、ジワジワと迫りつつあるソウル・ブーム。トゥオモ、アル・グリーン、ジャザノヴァと来て、今年はラファエル・サーディックでしょう!ジャケットからして最高!この人のイメージってあの妙な民族衣装みたいなの着て座禅組んでるアーティスト写真のイメージが強かったからびっくりです(笑)。

音は60〜70年代のモータウンを彷彿とさせるオーガニックなソウル・ミュージック。サンプリング一切なしのオール生演奏で、「アールアンドビー」じゃなくて、ちゃんと「リズム&ブルース」と呼びたくなるよな本気度を感じます。原稿のメジャーR&Bシーンの作品からはむちゃくちゃ浮いてますが、これがまたいいんだ…。ジャザノヴァのアルバムのような「モダン」で「アーヴァン」な質感は薄くて、もっと埃っぽくて、レコードのプチノイズが似合うような朴訥さが心地いい。

一押しは御大スティービー・ワンダー参加(ハーモニカで、笑)の『Never Give You Up』。アルバムの中でも一際メロウでメロディアスで、まさに"テイスト・オブ・チョコレート"な良曲です。

今度出るショーン・リーのアルバムもこの路線らしくて今から楽しみです。



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