NPO法人エトセトラ / Qでつなごう!幸せの子育て・目次

問題1 赤ちゃんの夜泣きの理由はズバリ何?

 朝の光に関係があるということは、朝の光を浴びた方がいいのか、浴びない方がいいのかという問題になります。
 どちらが正しいかは予想がつくでしょう。「規則正しい生活をした方が夜泣きをしないのではないか」という考え方が頭に浮かぶと思います。 答えはその通りで、朝は朝日を浴びた方が夜泣きの防止につながります。
 朝日と言っても直射日光は強すぎます。朝は朝らしくカーテンを開けて明るい部屋で目覚めるのがよいということです。
 朝にカーテンを開けるのは普通のことですから、普通の環境で目覚めるのがよいと言ってもかまいません。

 では、朝に赤ちゃんがぐっすり眠っている場合ではどうでしょう。眠っているのでカーテンを閉めたままでそっとしておくのがいいでしょうか。
 その方が赤ちゃんのために優しいように思えますし、お母さんにとっても赤ちゃんが眠っている間に朝の様々な仕事ができるので都合がよいように思えます。
 しかし、「赤ちゃんの規則正しい生活」を考えたときには、これは生活リズムを乱す行為になってしまいます。
 私たち大人の生活を考えてみましょう。

 私たちは一日24時間で生活しています。
 当たり前のように、朝になれば起きて、日中は活動し、夜になれば家に入り、眠るときには部屋を暗くして寝ます。
 私たちが何気なくやっているこのような生活は次のように表現することができます。

 一日を24時間に合わせて生活している。

 これを「サーカディアンリズム(概日リズム)」と言います。

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