ここに、赤ちゃんの睡眠リズムを調べた研究データがあります。[2]
横軸が時刻、縦軸が赤ちゃんの月齢です(1mは生後1カ月という意味)。黒い部分は赤ちゃんが眠っている時間を表しています。
これを見ると、0〜1ヵ月の赤ちゃんは黒い線の部分が多く、一日のほとんどを眠っているという感じです。ちょっと起きてはまた眠るという繰り返しで、その合計が16〜18時間という内訳です(起きている時間は6〜8時間しかありません)。
ところが、その下の1〜2カ月半あたりになると、白と黒の線が斜め右下に向かって模様をつくっているように見えるのがわかります。
この斜めのしま模様は二ヵ月半の頃に消えています。2ヵ月半以降は、白い部分が安定して日中に多くなっています。夜は眠って、朝に起きて、日中に起きている時間が長く安定するようになっているのがわかります。
このことから、1〜2カ月半の頃は起きている時刻が毎日変わり、2ヵ月半あたりで安定してくるこということがわかります。
つまり、生後1〜2カ月半という時期は、生活リズムを安定させようとして赤ちゃんが努力を始める時期で、その努力が完成するのが2ヵ月半あたりということです。おおまかにまとめると次の三つです。
@1ヵ月まで…よく眠る
A1〜2ヵ月…努力を始める
B3ヵ月以降…リズムをつかむ
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