昭和25年頃からは白っぽい光を出す蛍光灯が普及し始めました。
明るさは白熱電球の100倍、行燈の1000倍です。
蛍光灯の登場によって人々は夜でも日中と同じように家の中で様々な活動が出来るようになりました。
そして現在はLED照明が主流です。
照明器具の変化にともなって就寝時刻や起床時刻も変化してきます。
自然のリズムに近い生活を何百年、何千年と続けて来た日本人が、ここ数十年間で生活のリズムを大きく変化させています。また、1970年代からはテレビ画面からの光、1990年代からはパソコン画面からの光、2000年代からは大型液晶テレビ画面からの光を直接目で受け止めるようになりました。
こうした光の照射によって日本人の就寝時刻は1時間、2時間と遅くなり、合わせて起床時刻も1時間、2時間と遅くなり、1990年代以降は、もうこれ以上遅く起きることが難しいために睡眠時間そのものを削るしかない生活が始まっています。[3]
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