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   第1回

 【馬場】私も勉強させていただきます。

>> 4時間目:算数
>>できるだけ今日の授業を思い出して忠実に報告してみます。
>>11月8日と板書、さらに、13「わり算の筆算」と書きました。
>>子どもたちは黙ってノートに写していました。
>>「教科書の(挿)絵を指差しなさい。」(子ども:全員指を指す)
>>「その絵は何をしている絵ですか。」
>>(子ども:72枚の色紙を3人に配っている絵です)
 
 【馬場】要らない発問です。あっても良いけど無くても良い。
     ということはいらないのです。
     「先生が色紙を配っています。□1を読みます。」
     とすぐ進めてしまうのです。


>>「そうですね。その問題が□1に書いています。
>>□1をみんなで読んでいきます。さん、はい。」(子ども:□1を読む)
>>「☆1を読んでいきます。さん、はい。」   
>>(子ども:「☆1どんな式を書けばよいでしょうか。」と読む)
>>(その間に☆1と黒板に書く)

 【馬場】「さん,はい。」は卒業しましょう

>>「それでは、ノートに☆1と書いて、式を書きましょう。
>>書き終わった人は、赤鉛筆を準備して待っていてください。」
>>(1分した所で、23人中7人の子ができていなかったが、答え合わせをしました。)
>>「できた人は、丸をつけておきなさい。できなかった人は、
>>丁寧にこの式を写しておきなさい。」

 【馬場】ちょっと待って。ここ「超簡単」な問題なんです。なぜか。
     それは「教科書に書いてあるからです。向山型算数の典型的場面です。
     「こんなのすぐできなきゃだめだな。超簡単です。どうしてですか。
     そう,教科書に書いてあるもんな。教科書をちゃんと見るのは
     とっても大事なことです」
     なんて言ってしまいたくなる所です。だから7人もできていないなんて変です。
     (4月ならまだわかりますが)


>>「ぼっちゃんはてなを読みます。さん、はい。」
>>(子ども:「2桁の数を1桁の数で割る計算は、どのようにすればいいなかな。」と読む)
>>「その続きも読みます。」
>>(子ども:「72÷3の計算の仕方を考えましょう。」と読む)
>>「宇宙人君はなんと言っているの?」
>>(子ども:「色紙をわけてみるといいね。」と言っています。)

 【馬場】ここは「問い」ではなくて「指示」です。
     「宇宙人君の言っていることを読みなさい」


>> 「教科書16ページを開きなさい。(1)を指差して。そこを読みます。」
>> (子ども:「(1)はじめに10枚の束を分けましょう。・・・」)
>>「ストップ。10の束を3人に分けました。1人分は何束になります。」
>>(子ども:「1人2束です。」)

 【馬場】ここ良いですね。ただ、ノートに書かせたほうが良いです。
     「一人分⇒2たば」というように。


>> 「そうですね。ではさっきの続きを読みます。」
>>(子ども:「残りは10枚の束がいくつと、あと何枚ですか。」と読む。)
>>「10の束がいくつと、あと何枚ですか?」
>>(子ども:「10の束が1つと、1が2枚です。」)
>>「全部で何枚残っているのですか?」(子ども:「12枚です。」)

 【馬場】ここも同じくノート。
  
>>「そうですね。では(2)を読みます。」(子ども:「残り12枚を分けましょう。」)
>>「12枚を3人で分けると1人分は何枚ですか?」(子ども:「4枚です。」)
>>「では、72枚を3人で分けると1人分は何枚ですか?」
>>(子ども:「24枚です」)

 【馬場】ここは「72÷3の答えを書きなさい」です。全員起立させても良いでしょう。
     全体にばかり聞いていると,ただ流されてしまっている子どももいるからです。
     緊張感が必要です。追い込んでいい。答えはちゃんと教科書にあるのですから。


>>「今日は、この計算を筆算でやります。」
>>「ノートに、72÷3と書きなさい。(板書)」
>>「72÷3の計算の仕方と書いているところを指差しなさい。」
>>「その下の@を指差しなさい。その横を読みます。」
>>(子ども:「十の位の7を3でわり、2を十の位に」)
>>「たてると書いていますね。」
>>「では、教科書どおり書いてみてごらんなさい。」
>>「次はAを指差しなさい。その横を読んで見ます。」(子ども:「3と2を」)
>>「かけるのですね。では、筆算の横にこのように補助計算を書きます。
>>(3×2と書き答えを尋ねる)
>>そうですね。答えの6を教科書と同じように書いてください。」
>>「Bと書いているところを指差しなさい。その横を読みます。」
>>(子ども:「7から6を」)
>> 「次どうしますか?」(子ども:教科書を見て「ひく」と)
>>「そうですね。7ー6は?」(子ども:1です。)
>>「その1を、教科書を見ながら書いていきます。」
>>
>>     −−−−略ーーーーーー
>>
>>というように、1つ1つノートと教科書を確認しながら行っていきました。
>>最後に、@の91÷7をやって、ノートを持ってくるように指示しました。
>しかし、半分くらいが、頭をひねっていました。

 【馬場】1問目は全員で一つ一つ確認しながらやったほうが良かったと思います。

>>その後、時間切れでしたので、できなかった子は答えを写してノートを
>>もってくるように言いました。
>>筆算の手順は大切だと思い、丁寧にやったつもりでしたが、こうして
>>振り返ってみると、もう少しテンポよく行い、練習問題に力を入れたほうが
>>よかったように思えます。

 【馬場】時間が足りないのはどこかでゴテゴテしたのでしょう。
     多分「略」の部分だと思うのですが。
     私も勉強になりました。ありがとうございました。

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